ソラマメブログ

  

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2008年02月06日

江戸時代へ

過去も未来も行くことができるのが、セカンドライフの魅力。
月日は百代の過客にして、行かふ年もまた旅人なり。といったところでしょうか。


実は、このブログ、
検索キーワードでEDOというのにひっかかることがあるらしく、
一時期、アクセス元の検索ページを見ては、「なんだろう?」と思っていたのですが、
これがSIMの名前ということが分かって、さっそく行ってきました。


まだ制作途中らしく、
ガイドや説明が一切ないようですので、
勝手に掲載しちゃいますけど、
どなたか、問題あるようでしたら、ご指摘ください。




これ、鬼瓦です。






ここは実物を何回かみたことがあるのですが、
鬼瓦までチェックしてないなぁ。こういう鬼瓦が配置されているのでしょうか。
なかなかの力作で、かつ、大屋根です。

気に入った。
しかも上に座れるというのが気に入ったw



で、ここがどこかというと…








そうです。これ、雷門です。
EDOとは”江戸”。どうやら江戸時代を模したSIMなのでしょう。

浅草寺がありました。


残念なことが二点。
雷門は、以前、風雷神門と呼ばれてまして、
雷門のちょうちんは、表が「雷門」裏が「風雷神門」と書かれてあるのです。
それと…江戸時代に、この大提灯があったかどうか…。は、野暮な詮索ですな。失敬。

いずれにしろ、美しさは、隠すことができませんね。









ところで、このSIMを制作されている方は、随分、研究熱心らしく、
細かいところで、マニアの魂をくすぐります。








こいつには、おお。と感心しました。

僕のPCでは、スペックが足りず、
その魅力を引き出せる写真ではないのですが…。


実はコレ、消失してしまった、江戸城天守閣を再現されているのですが、
城の色使いは、これに近かったと思います。
徳川の城の特徴は銅葺き瓦と単層天守閣であり、
名古屋、大阪の城に極めて近かったそうです。

テレビの時代劇でみる江戸城は白いので、
違和感があるかもしれませんが、
あれは、白鷺城と呼ばれる「姫路城」ですね。

姫路城は三層天守閣と呼ばれるもので、マニアにとっては、
ちと、「あれを江戸城と言ってくれるな」と思うのです。
…まあ、日本で一番美しい城ですけどね。姫路城。


で、城マニア的な視点で話をすると、
城を見るときのポイントのひとつに、
「丸瓦」(平瓦を抑える部分)の家紋を見るのですが、
江戸城は右三つ巴の家紋が入っているんですね。

普通は施工主である徳川の家紋(葵)が入るのですが、
稀に、工事担当者の家紋が入ることがあります。

右三つ巴というと宇都宮家の家紋かな?
江戸城に使われているんですね。
実際、入手できる写真で見る限り、
右三つ巴の家紋が入っていました。

江戸城(今の皇居)へ行って、確かめてこようかな…。

結構、このSIMの作り手、研究していますね。。。




そして、恐らく、松の廊下。
忠臣蔵で、有名になった廊下ですね。

…ちがうかな?
この松の絵をみて、勝手に言ってるだけです(笑)





城郭の内壁面ですね。
こういうところも、城の設計に忠実に再現されてらっしゃる。
この石垣の上に乗って、守備するわけです。
壁も、こういう柱で支えられていました。

本来は、この壁に、直径30センチくらいの穴があいており、
鉄砲や弓で応戦するのですが、
いろいろとSLでは都合があるのでしょう。
ちと残念。



ですが、ここまで再現してくれることが感動です。
リアルで見れないものが見れるようになる。
製作者のクロエさんという方の活躍に期待です。


こういう出会いもまた、旅の感動ですね。




それでは、みなさん。今夜も、よい旅を!  


Posted by Ed at 18:19Comments(3)国内旅行