2008年01月24日
暇で暇で

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ご無沙汰しております。ゴフッゴフッ。。。
今年の風邪は、相当、しつこいようで、
朝、起きるたびに、喉の痛みをチェックする日々です。
更に虫歯になって、抵抗力が落ちて、体が、めちゃくちゃです。
家で、ごろんごろんしています。
暇で暇で仕方がないので、調べ物をしていました。
#ちなみに、今日の話は、あまり馴染みのない世界だと思います。
#でも、まあ、面白いので付き合ってみてください。
で、何を調べてたかというと、
「ユークリッド幾何学で有名な、ユークリッドって、どんな人だったんだろう?」
的なことなのですが……。
(唐突にそういうことを調べたくなる衝動にかられる。特に体調の悪いとき)

(写真はユークリッドと思われる人)
まあ、案の定、古代ギリシャに深く関わりのある人で、エジプトの生まれ。
ギリシャのアテネで勉強したそうです。
調べると、師匠はあのプラトンのようですね。
2000年以上前のお話です。
「学問に王道なし」という言葉を残した、厭な奴です。
プラトンといえば、哲人ソクラテスの弟子であり、
古代ギリシャのアテネにアカデメイアという学校を作り、
アリストテレスなんかを教えた人です。

(写真はプラトン。かなり若かりしころの渡辺徹に似ている。ツープラトンとは無関係)
その弟子のアリストテレスって言う奴は、アレクサンダー大王の家庭教師で、
プラトンの学校を卒業した後、活躍される人ですね。
三段論法なんてのは、彼が作りました。
つまり、ユークリッドと同門で兄弟子なのですな。

(オッス! オラ、アリストテレス! ユークリッド? ああ、友達だぜ)
まあ、他にも、いっぱい、有名人がのですが、残念なことに、
その後に隆盛になったキリスト教の政策によって閉鎖させられます。
※ちなみに、この学校名「アカデメイア」が、アカデミーの語源ですな。
で、ふと、アテナの学校というので、思い出しました。
ラファエロの傑作壁画、「アテナイの学堂」という奴です。

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なんで思い出したかというと、実は全く別件で、随分昔に、
この絵について調べたことがあったのです。
これが、アカデメイアのことなのでしょう。
ちなみに中央にいるのが、プラトンとアリストテレスです。
拡大するとわかるのですが、
プラトンは天を指し、アリストテレスは地を指しています。
理論派のプラトンと、現実派のアリストテレスの理論を、
簡単で自然な動作だけで表現した、ラファエロの傑作です。
さて、プラトンのところを更に拡大してみましょう…

(わしプラトン……いや、待て。誰かに似てる。晩年の渡辺徹か?)
うん、これは、実はダ・ヴィンチの顔ですな。
この絵、当時の有名人の肖像を描きながら、
「アカデメイアの学堂」に、時代を喩えているわけです。
そういう面白い絵なのですよ。
#まあ、そういうことを、昔、調べていたわけですが。。。
ラファエロは、きっと、やんちゃな奴だったんでしょうねぇ。
で、この「アテナイの学堂」を眺めているうちに、
唐突に、セカンドライフ内で見た、システィーナ礼拝堂のことを思い出しました。
ようやくセカンドライフに戻ってきます。
まあ、ほぼ同時代なので、思い出しても不思議ではないのですが、
…でも、 システィナー礼拝堂って、ラファエロじゃないよな。
確か、ミケランジェロだったような……。でも、なんか似てるよなぁ。
ということで、何が似ているのか確かめたくて、
風邪をおして、セカンドライフに来たわけです。
それが、一番、最初の写真です。
結局、見ただけでは、何も分からなかったです。
特に構図も似てないし…。
で調べてみると、
どうもラファエロは、この「システィーナ礼拝堂」に感動して、
「アテナイの学堂」を書き上げたのだそうです。
更にラファエロは、ミケランジェロ大好きっ子ということも判明して、
そりゃあ、タッチが似ちゃうよね。と納得。
いやぁ、SLでシスティーナ礼拝堂を眺めていたおかげで、
思わぬ知的好奇心の旅ができました。
ということで、事の顛末を、こちらのブログに、載せることにしました。
いいね、セカンドライフって、いろいろなことを考えることが出来て。
……うん。要は、自分の審美眼の自慢です(笑)むふ。
(おしまい) 続きを読む
タグ :咳がとまらない
Posted by Ed at
13:13
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